T様邸増築工事
増築する前のもともとある昭和40年代後半に建てられた建屋を解体して、2世帯仕様に増改築する予定です。
解体前の様子です🏠
二十数年ほど前にこちらの建屋を残して増改築をされたお宅ですが、
今回はこちらの写真のもともとある(昭和40年代後半に建てられた)建屋を解体し、
二十数年前に増築された建物を残して、新しく増築していきます。
解体の様子です。
完全に解体作業が完了した様子です。
解体後、
専門の業者による
地質調査を行っているところです。
地質調査の機械です。
増改築の利点は、
完成まで一時的にアパートなどの仮住まいを借りる手間や、引っ越しなどのコストや労力を削減することができることです。
こちらのお宅は、二十数年前に増築された時も弊社が施工させてもらったお宅で、
ありがたいことに今回もお仕事をさせていただくことになりました。
お客様と長くお付き合いができることに感謝いたしております。
地盤調査も終わり、
遣り方 → 基礎 と工事が進んでいます。
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基礎のコンクリート打設後、立ち上がり部分のコンクリートを打設していきます。
べた基礎の立ち上がり部分に型枠を付けて
コンクリートを打設します。
立ち上がりは、基本の地面から高さ40cm以上が基準です。
木造住宅は、雨の跳ね返りや地面からの湿気などを防ぐためにも、
40cm以上と決められているそうです。
立ち上がり部分の型枠を外している様子です☝
立ち上がりのコンクリートを打設する際に基礎と建物をつなぐアンカーボルトが設置されている様子がわかります。
基礎が終ったら、いよいよ大工さんの出番です🔨
基礎のコンクリート部分の作業が終わり、大工さんの出番!土台敷きに入ります。
立上りのコンクリートを打設する際にアンカーボルトを設置していました。そのアンカーボルトで基礎と土台を固定します。
写真の様に基礎の立上りのない部分の
土台は『大引き(おおびき)』と言います。
大引きは『鋼製の束(つか)』で支えます。
剛製の束を使用することで、湿気から木を守ります。
べた基礎のため、地面からの湿気は軽減されますが
床下の通気の為と、基礎コンクリートの水分を土台が吸収するのを防ぐ為に、パッキンを敷きます。
湿気から土台を守ることで土台の耐久性がアップします✨
土台が終わったら、いよいよ上棟です❕
棟上げの前に、土台敷きの続きで、床になる部分の施工の様子です。(ネダレス工法)
土台敷きが終ったら、大引きの囲いの中に断熱材を敷きこみます。
敷きこむ前に、断熱材がずれないように金具を取り付けます。
○ → 金具
床下に断熱材を敷きこんだ後は、上から床下地合板(t=28)を張ります❕
床下地合板の上からフローリング材を張りますが仕上げの床材はまだ後になります。
これで、気密性も良くなり寒い冬場の床冷えも軽減されますね☺
土台の部分が終わり、、、
建前~上棟です🏠
~ 建 前 ~
土台に柱を建て、柱と柱を梁(はり)と桁(けた)でつなげます。
こちらの施工中のお宅は平屋の寄棟(よせむね)屋根となります。
柱を建て、一番高い部分の棟木を設置するまでの一連の作業が棟上げと言われます。
だんだんと家になってきました❣
棟木が設置され、家の骨組みが出来上がったら、
屋根を施工していきます。今回使用した屋根は、
コロニアルになります❕
ルーフィング(防水シート)をしっかり設置した後に屋根材(コロニアル)を設置していきます。
瓦に比べ、厚さや重みがないので不安だ!という声を聴きますが、
雨漏れからはルーフィングがしっかり守ってくれます☔
一番のメリットは、
軽いので家に負荷がかからず、地震に強い!✨ということです。
日本瓦に比べてお値段が安いのも魅力です。
以前、『お家のメンテナンス』でご紹介しました屋根材についての記事もご参考ください。
☟
http://cplus.if-n.biz/5002859/article/0473911.html
☟寄棟屋根と呼ばれる屋根の形です
屋根を瓦屋さんにお願いしている間に、中では 大工さんたちが躯体工事をしています。
下の写真は 上棟の時の様子です。
この斜めの木は、仮止めの木です。
大工工事が進むと、室内の壁となる部分に間柱や筋交いが設置されます。
写真で見ると違いがわかります👀
この部分はお家が完成すると 見えなくなる部分です。
間柱や筋交い、火打ち 垂木 など それぞれに躯体金具を取り付け、
より強い家にし、地震や台風から家を守ります🏠
また、耐震性を確保します❕❕
ここはお家の要になるところです。
ベテラン大工さんたちが しっかり設置しています!!
大工さんたちが壁の下地を施工中です。下の写真は壁となる部分に間柱や筋交いが設置された様子です。
作業が進むと
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壁や天井部分に下地木材が設置されます🌳
壁の下地木材は『胴縁』といい、天井は『野縁』と呼び名が違います。
天井は梁(はり)に吊木(つりぎ)を設置し、『野ぶち受け』を設置後に『野ぶち』を設置します。
天井が沈まない様にしっかり取り付けます。
『野ぶち』や『胴ぶち』は
天井ボードや壁のボードを固定する下地木材です。
お家が完成した後に、壁にフックなどを取り付ける際は、
この胴縁のある部分に取り付けましょう❕
下地木材の設置が終わったら、外壁部分と天井に断熱シートを設置します。その後、天井ボードを設置していきます。
天井が出来たら部屋らしくなってきましたね☺
大工さんたちが室内を施工中です。
こちらは以前の様子です。端から端まで見えていた室内です。
大工工事が進み、
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壁が出来、部屋ごとに仕切られ、押入れやトイレなどの配置がわかるようになってきました✨
大工さんが天井や壁の設置作業中に設備屋さんがキッチンなどの配管作業をされていました🔨
天井、床フローリング、壁の設置が終ったら、もうそろそろ大工さんのお仕事は終わりに近づいてきます。
🏠🐤🐤🐤
こちらは外壁に面した部分を室内から見た様子です👀
ドアも断熱材も下地の木もない状態です。
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窓が設置され、断熱材や壁下地木材を施工した様子です。
養生シートで覆われていますが、床も天井も施工済みです❕
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屋外では、外壁を施工中です。
家になってきました❣
☺床下通気のお話し☺
床下はべた基礎の為、地面からの湿気は軽減されますが、
床下の通気のために基礎コンクリートと土台との間にパッキンを敷き詰めていました。
パッキンは空気が通るようになっています。
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仕上がりはこちらです↓
『水切り』 という枠を設置します。
鼠などの浸入を防ぎながら、通気をしてくれます。
通気穴は小さく、横からの雨の浸入を防ぐように下向きになっています。
一昔前までは、基礎コンクリート部分に通気用の穴をあけたものでしたが、鼠などの小動物が入り込んだりしていたのも困りものでした。
知恵と工夫で家も進化しています❕❕